まず、言葉の意味をそろえる
ここでは、資本主義と社会主義を「ものを作る土地や道具を誰が持つか」で分けて見ています。個人や会社が持つのか、社会のみんなで民主的に管理するのか。ここが大きな分かれ目になりそうです。
市場を使う社会主義の考え方もあります。国が経済を管理していても、働く人たちが決めることに加われないなら社会主義とは呼ばない、という考え方もあります。「売買があるから資本主義」「管理役がいるから社会主義」とは分けられません。
ものが動く理由を見分ける
資格で上がると書かれた報酬、お祝いのお菓子、懸賞で当たる家。受け取る理由は、それぞれ違います。同じ世界でも、ものの渡り方は一つではないのですね。
ただ、おくりものがあるから共同所有、家が当たるから全員の住まいが保障される、とは言えません。誰の何が保障されるのかまで、確かめたいです。
名前を決める前に、確かめたいこと
働く人が相談して条件を決められるのか。道具や場所は誰のものか。比べるために、まだ知りたいことが残っています。
現実の社会の言葉を使うと、お話のどこが気になるかを説明しやすくなります。作者の考えを当てたいのではなく、場面を読み比べるための道具です。