仕事の終わりには、窓口がある
ハチワレは報告の窓口で、袋に入った報酬を手渡されます。隣のエリアで働いていたちいかわも、同じような袋を持っています。
砂の穴に落ちたちいかわも、角のある生きものを討伐したあと、報酬の袋を受け取ってほっとします。
働いた場所はばらばらでも、受け取る場所は窓口にまとまっています。誰かに雇われて毎月給料をもらう、というより、仕事を一つ終えるごとに払われる形に見えます。
袋の大きさを変えるのは、窓口のほう
窓口の鎧さんは、ないはずの危険な草が混じっていたと話し、今回は報酬を上げると言って大きな袋を置きます。
ハチワレが値上げを頼んだわけではありません。仕事の中身を見て、窓口の側が額を決めています。危ないものを見つけたら、その場で報酬が増える。働く側から見ると、ありがたい仕組みです。
ただ、上げ幅の決め方は描かれていません。誰が決まりを作っているのか、窓口の判断なのか。ここはまだわからないままです。
資格で増えるのは、少しだけ
ハチワレは、資格で報酬が少し増えたと話します。別の日、5級をとってからの草むしりで袋を受け取ったちいかわは、増えたのは少しでも重みを感じる様子を見せます。
増えた額は大きくないのに、二人ともうれしそうです。勉強して試験に受かったことが、袋の重さとして手に返ってくる。その実感が大事なのだと思います。
同じ仕事でも、資格があるかどうかで額が変わる。決まりが先にあって、それに合わせて払われているようにも読めます。この窓口は、この世界の働き方の真ん中にあるように見えます。