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ちいかわ社会学byしのぎ

漫画の考察 · 資格

草むしり検定に受かると、何が変わる?

ちいかわは5級を取る前から草むしりをしています。合格後に変わると確かめられるのは、報酬の袋が少し重くなることです。けれど、その「少し」を誰が決めたのかは描かれていません。

草むしり検定5級の勉強、合格後に思い浮かべたこと、報酬を受け取る場面にふれます。

5級がなくても、草むしりはしていた

検定の本が出る前から、ちいかわは窓口で草むしりの札を取り、仕事をしています。その場では、5級の証を見せるようには言われません。

仕事の受付で鎧さんが呼びかけ、ちいかわが札を選ぶ場面
原作:ナガノ「ちいかわ」 元の漫画 ↗

ちいかわは5級を取る前にも草むしりをしています。この資格を仕事への許可と考えると、その場面を説明できません。ここで確かめられる変化は、合格後に報酬が少し増えることです。

古本屋の資格本と報酬の案内

古本屋には、草むしりや討伐の資格の本が並びます。箱には、資格を取ると報酬が増えるという案内があります。金額や増え方は書かれていません。

古本屋の箱に並ぶ資格の本と、報酬が増えるという案内
原作:ナガノ「ちいかわ」 元の漫画 ↗

古本屋は報酬が増えると知らせますが、金額を決めるとは書いていません。買う前にわかるのは、合格後に報酬が増えるということだけです。

5級の本を開いてみると

ハチワレは草むしり検定5級の本を手に取り、ページをめくります。覚えることの多さに驚きます。ちいかわも別の場面で、机に向かって5級の本を開いています。

ハチワレが手に取った草むしり検定5級の本
原作:ナガノ「ちいかわ」 元の漫画 ↗

資格の本を売る箱は、報酬を強調します。ハチワレがページをめくると、覚えることの多さがわかります。ちいかわも本に向かいますが、何日勉強したかは描かれていません。

勉強中に浮かぶ、友だちの顔

ちいかわは勉強しながら、合格証と報酬を思い浮かべます。その想像には、友だちに渡すおくりものも出てきます。これは、まだ受け取っていない報酬の使い道です。

古本屋の案内は、増える報酬を売りにします。ちいかわの想像では、そのお金が友だちへのおくりものになります。合格したい理由を金額だけで説明すると、この場面が抜け落ちます。

5級のあと、袋はどう変わったか

別の日には、5級を取ったあとの草むしりも描かれます。ちいかわとハチワレは報酬の袋を受け取り、増えたのは少しでも、その重みを感じます。ハチワレも、自分の資格で報酬が少し増えたと話しています。

古本屋の案内どおり、報酬は少し増えました。ただ、具体的な金額は描かれていません。袋の重みを喜ぶ姿から、暮らしがどれだけ楽になったかまではわかりません。

資格の値打ちは、誰が決めるのか

報告の窓口では、危険な草が混じっていた仕事に対し、鎧さんが今回は報酬を上げると言います。資格を取ったときの増額も、同じ窓口の袋に表れます。

勉強して試験を受けるのは、ちいかわ自身です。一方、資格で増える額をちいかわが決める場面はありません。窓口の鎧さんは別の仕事で増額を告げますが、報酬の決まりを作った人かどうかはわかりません。

まだわからないこと

資格で増える金額、試験の決まりを作る人、勉強に使った日数は、ここまでの場面ではわかりません。資格がなければ草むしりをしてはいけない、とも描かれていません。だから、この世界のすべての仕事が資格で管理されているとは言えません。

5級を取る前から、ちいかわは草むしりをしていました。合格後、報酬の袋は少し重くなります。いくら増えるかを自分で決める場面はありません。それでもちいかわは、友だちへのおくりものを思い浮かべて本を開いていました。

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