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ちいかわ社会学byしのぎ

漫画の考察 · お金

道具代は、誰が出している?

報酬の話は、もらう側から語られがちです。でも、さすまたも、具合が悪い日の買い物も、お金は出ていきます。出ていく側を追ってみました。

さすまたを買う回、具合が悪い回、討伐に失敗する回にふれます。

貯めて買ったさすまた

ちいかわが新しいさすまたを持っていると、ハチワレが買ったのかと驚きます。おそろいだと喜んでから、お金をためるのが大変だっただろう、と言います。

討伐に使う道具は、自分のお金で買うものみたいです。いくらしたのかは描かれていませんが、ためるのが大変だという言い方からすると、一日の報酬で気軽に買える値段ではなさそうです。

具合が悪い日に出てくる財布

布団で寝ているシーサーは、冷えピタとヴェポラップを買ってきてほしいと頼みます。そして、これで、と自分の財布を差し出します。

ちいかわは店を回ってヴェポラップを探します。お店の人が袋に入れて、はい、まいど、と渡します。お金を払う場面は描かれていません。帰ってきたちいかわに、ハチワレは、探すの大変だったでしょォ、と言います。

走るのは友だちでも、お金は本人の財布から出ています。友だちが出したのは、探して回る時間のほうでした。

失敗した日は

網脂に包まれた日も、じゃんけんで負けて放り投げられた日も、ハチワレは討伐に失敗したと話します。そのコマで袋を持っているのは隣のちいかわで、ハチワレの手には何もありません。

失敗しても、道具はなくなりません。ただ、道具が壊れた日や、けがの手当を受ける場面は、読んだ範囲では見つかりませんでした。だから、失敗した日にどれだけ持ち出しになるのかは、わかりません。

窓口から出てくるもの

窓口の鎧さんは、危険な草が混じっていたから今回は報酬を上げると言って、大きな袋を置きます。別の日には、資格で報酬が少し増えたとハチワレが話します。

窓口から出てくるのは、いつも報酬でした。道具代や、具合が悪い日の手当が出てくる場面は、確かめた範囲では見つかりません。描かれていないだけかもしれないので、自腹だとも、窓口持ちだとも言えません。

持ち出しと、助けのあいだ

もらう話ばかり見ていると、暮らしは報酬の大きさで決まりそうに思えます。でも、道具を買うのも、薬を買うのも、本人のお金でした。手元に残る分は、そのぶん減ります。

それでも、具合が悪い日に一人で店を回らずに済んでいます。お金は本人から出て、時間は友だちから出ていました。次に買い物の場面を読むときは、誰の財布が出てくるかを見てみてください。